唯一無二の人(樹木希林さん)

夏川真奈です。
昨日ニュースで知った女優の樹木希林さんの訃報、ガンであることを公表されていましたが、つい先日もネットのニュースでコメントを見かけたので、そんなに早くお亡くなりになるとは思いもしませんでした。


樹木さんは、「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに・・」のフジカラーのCMや、ドラマ「寺内貫太郎一家」の中で、部屋に貼ってある沢田研二さんのポスターに向かって「ジュリぃぃ~」と身もだえる(?笑)おばあさん役などとてもインパクトのあるキャラクターが多かったですね。あと、郷ひろみさんとのデュエット「林檎殺人事件」では意外な組み合わせが斬新で二人の息のあったコミカルさが素敵でしたし、若い頃から役柄の幅だけでなく年齢も変幻自在に演じることのできた不思議なタイプの女優さんでしたね。
そんな樹木希林さんの出生図を少し。
生時不明なので正午設定のソーラーサインハウスシステムで作成。

天職を示す10宮天秤座に海王星がカルミネート、そして6宮双子座の天王星土星と2宮水瓶座の金星水星とで風のエレメントのグランドトラインを形成していて、芸術性の高さ、しなやかさと独創的な感性を備えた女優さんであったことがチャートにも表れています。

また、樹木さんといえば夫の内田裕也さんとの40年以上にわたる別居結婚生活が有名です。内田裕也さんとのシナストリー・チャートを見ると、太陽同士がタイトなセクスタイル、樹木さん(チャートの内側円)の火星と内田さんの金星水星が水瓶座でコンジャンクション、樹木さんの太陽金星水星と内田さんの月が射手座にあり、お互い惹かれあい良き理解者でもあることがわかります。

その一方で、互いのライツと相手の天王星がコンジャンクションやオポジションの強いアスペクトもあり、愛し合いながらもお互い独立した関係の方が良好なことも読み取れますし、樹木さんの出生図内の金星と土星天王星のトラインからもその結婚観がうかがえます。
そして、チャート画像には出ていませんが、7宮蟹座15度に樹木さんのリリスがあり、そこからも内田さんと別居生活を送りながら、夫婦関係を継続されたのが推察されます。樹木さんの「全部、好きです。すべて何もかも好きです。もし、来世というものがあって、生まれ変わることがあるのなら、また巡り合うことがないように。出会わないように、気をつけたいわ」の言葉が樹木さんのリリスを象徴しているように思います。

出生図の6宮双子座の土星に生涯第一線で現役女優を貫く意思の強さを感じました。
樹木希林さんのご冥福をお祈りいたします。

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