夏川真奈です。
皆さんは自分と同じ生年月日の人とたまに出会ったことがあると思うのですが、生年月日だけでなく、出生時間、出生地まで近い人と出会うことはあまりないかもしれません。
占星術では同じ生年月日と出生時間、さらには出生地が極めて近い人同士のことをタイム・ツイン(Time Twins)とか、コズミック・ツイン(Cosmic Twins)、アストロ・ツイン(Astro Twins)などと呼んだりします。
そんな珍しいタイム・ツインが有名人の中にいることが先日ちょっぴり話題になっていたので、今日は取りあげてみたいと思います。
そのタイム・ツインのお二人は、現在広島東洋カープに所属しているプロ野球選手の安部友裕さんと野村祐輔さんで、同じ日に同じ病院で30分違いで生まれたそうです。同じ時期に同じ職場の第一線で活躍するとなるとかなり稀ですね。
そんなお二人の出生図です。ハウスシステムはプラシーダスです。
安部友裕さん
野村祐輔さん
いきなり余談ですが、出生図の中でも重要な第1宮の境界線=アセンダントの度数がサインの終わりのほうにあると、後で生まれた人は時間差によってはアセンダントやその他のハウスカスプのサインが変わることがあるので、占星術上では同じ母親から生まれた双子と言えども個性が違います。
また、タイム・ツインは、出生図が似ていても、両親や育つ環境が違うので、まったく同じ人生を送るというわけではありません。
安部さんと野村さんのチャートは見た感じはほぼ同じで、天職を表す10宮は牡羊座(安部さんは魚座27度ですが、27度~は次のサインも考慮します)闘争本能を必要とする仕事、スポーツ選手のイメージが浮かんできますし、ルーラーの火星は獅子座にあるのでここでもスポーツ選手のイメージが示されています。
お二人の出生図は見た感じやはりお二人ともスポーツの分野で成功しやすい要素が見られるチャートです。違うのは火星のあるハウスや月のあるハウスなどで、どちらかというと野村さんのほうが思いをストレートに出す方のように感じます。
昨年野村さん安部さんが二人並んでお立ち台に登りヒーローインタビューを受けた日がありましたが、その日はトランジットの太陽が出生図の火星金星とコンジャンクション、トランジットの月が出生図の月とコンジャンクション、太陽とはトラインでお二人にとってとても幸運な日でした。
今は同僚として同じチームで活躍されていますが、今後どのような人生を送るのかとても興味深いタイム・ツインです^^