ファンダメンタルな人たち(ジョージ・ソロス氏&ウォーレン・バフェット氏)

夏川真奈です。
以前書いた貴闘力さんの記事に関連して投資・投機の分野で成功した人はどんなチャートなのかとちょっとだけ。
ネットニュースなどではジョージ・ソロス氏とウォーレン・バフェット氏の名前をよく目にするのでこのお二人のチャートを。

ジョージ・ソロス氏は、世界のヘッジファンドの草分け的存在で「イングランド銀行を潰した男」の異名をもつハンガリー出身の米国の投資家。
2011年に投資活動から引退し、現在は慈善事業や新経済概念の構築に力を注いでいる慈善家として知られています。
自宅で妻と始めた個人慈善活動は後に100か国を超える世界的な財団ネットワーク「オープンソサエティ財団」に発展させています。
ウィキペディア財団の大口寄付者でもあるんですね。
公の投資活動からは退いているとはいえ2015年9月時点のブルームズバーグの長者番付では世界24番目、アメリカで17番目と言われる個人資産は277億ドル(今のレートで約3.1兆円)、そして彼の発言は今も世界の金融市場に大きな影響を与え続けています。
生時不明のため正午設定でソーラーサインです。

品位の良い天体が多く、土星外惑星以外の7天体を本質的品位で点数化してみると合計44点(本来は合計点でみるものではありませんが)やはり先天的な運の基礎体力はかなり強く、各天体の良い面が出て上手く機能しているのでしょう。金運も良いです。
出生図の中の主要10天体が入っているサインを見てみると、エレメント4区分では火2地3風2水3、3区分では運動5定着1柔軟42区分では男4女6です。
現実的な面を重視しながらいろんな角度から判断し、
チャンスを逃さない行動力と柔軟性の高い人なのがわかります。
「私が確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。
それが私の成功の秘密なのです」
攻め勝つチャンスだけでなく、風向きの変化をいち早く察知しベストのタイミングで撤退するチャンスも逃さないのが成功の秘訣といったところでしょうか。

そしてウォーレン・バフェット氏。
バフェット氏はアメリカ人の投資家でアメリカ最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイの筆頭株主で会長兼CEO(経営最高責任者)です。
フォーブス誌の長者番付で1986年から10年連続ベスト10入りし、2007年には資産が620億ドル(約7兆円)でマイクロソフト社のビル・ゲイツ氏を抜いて1位になったことも。
それだけの資産家でありながらウォール街などの金融街には住まず、28才のときに地元ネブラスカ州オハマで31,500ドル(当時のレートで1,134万円)で買った家に今も住み続け、会社の経営権を握ってからは会社から報酬として年10万ドルを受け取るのみで
会社からの無配当を貫いています。
そんな彼を人々は「Oracle of Omaha(オハマの賢人)」と呼び敬愛し、毎年開催される
会社の株主総会では彼と副社長のチャーリー・マンガー氏の話を聞くために世界中から数万人の人々がやってくるんだそう。
2006年、死後は資産の85%の376億ドルを5つの慈善団体に寄付すると発表、また2010年からビル・ゲイツ氏と寄付推奨活動を行ったり、ランチを一緒に食べる権利を毎年オークションにかけ、1億円以上にもなる落札金を慈善団体に寄付する慈善家でもあります。
そんなバフェット氏の出生図です。

バフェット氏はソロス氏と誕生日が18日違いの同い年で現在85歳。
土星外惑星以外の7天体の本質的品位は21点でソロス氏ほどではないにしても各天体の良い面がうまく機能していて金運も良いです。
出生図の中の主要10天体が入っているサインを見てみると4区分では火2地3風2水3、3区分では運動7定着0柔軟32区分では男4女6です。
やはりクールで現実的な視点がベースとなっているように感じますし、運動サインが多いのでやはりチャンスと見たら逃さない行動力も見えます。
1宮カスプ近くの海王星と太陽のコンジャンクションも持っているので勘も鋭そうです。
話はかわりますが、両氏とも人生の後半に入って慈善活動を熱心に行っています。
ソロス氏の慈善活動は8宮魚座の月と12宮蟹座の木星のミューチュアルリセプションや
6宮山羊座土星あたりから伺えますし、バフェット氏の場合は1宮の海王星が太陽とコンジャンクトしていたり8宮ドラゴンヘッドとのトラインなどから慈善活動への関心の高さが伺えます。
ソロス氏は「私がそれをする余裕があるから、私はそれをしています、そして、私はそうであると信じています。」と言っていますが、富裕層、有名人、権力者には責任が伴い、社会の模範となるように振る舞うべきだというノブレス・オブリージュの精神に基づいているようで
乙女座の海王星や、山羊座土星あたりにストイックさを感じます。
また、慈善活動によるペイフォワード(pay it forward 恩送り)の循環が自身にも反射して彼らの幸運をより安定感のあるものにしているのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください