6/21 トランジット木星の逆行&夏至

夏川真奈です。
トランジットの木星が6月21日午前0時5分、魚座2度11分で留(ステーション)になり10月18日まで逆行します。


木星は、主に発展、膨張、財産、幸運、楽観性、宗教・哲学などを司ります。
木星が逆行になると外側の世界に向かっていた意識が自身の内側に向かって広がっていきます。木星の逆行期間は、あなたの人生にとっての成功とは何か?真の幸せ、豊かさとは何か?を自身の心の中に問いかける時間です。また、必要なのはわかっていてもつい先延ばしにしたり怠けてしまっていることには行動を促すでしょう。

今回の逆行期間は、世の中の流れや個人の人生において目に見えて大きな変革が起き、これまでの外側から与えられ標準化されたような価値観が薄れ、それぞれ個人の価値観を大切にする生き方のバリエーションが広がっていきます。この逆行期間は自分の人生観やポリシーを見直し再設定する機会が訪れ、それは今後にあなたが受け取る豊かさに影響を及ぼしていくでしょう。
学び、研究には発展的。自分の持っている知識を人に伝え教えることは自身の知識を深め、あらためて気づくこともあるかもしれません。

そして、同21日午後0時32分、太陽が蟹座0度に移動して夏至を迎えます。

夏至は北半球では1年のうち昼の時間が最も長くなり、南半球では昼の時間が最も短くなる日と言われています。
夏至は、太陽の光が最も強くなることから最高の力を発揮すると考えられ、古くから太陽の光と温かさからの恵みに感謝して豊饒と繁栄を願う祭りが行われる地域があります。

ヨーロッパでは古くから夏至は妖精の持つ魔法の力が強まると考えられていました。夏至前夜には妖精や魔女が地上に現れ、森では祝祭が催されるという言い伝えがあり、シェイクスピアの喜劇作品「真夏の夜の夢」のモチーフにもなっています。また、北半球では夏至は性愛が掻き立てられる日と考えられ、男女が森に入って出会い恋を語ることは黙認され、性愛にまつわる俗信や風習もありました。

夏至の前日に摘み取った薬草やハーブは薬効が高く、前日から当日にかけて植えた植物は強い力が宿り幸運をもたらすと信じられてきました。夏至に行う草花を使ったおまじないもいくつかあります。

占星術でも夏至は重要で、夏至になった瞬間のトランジットチャートを夏至図といい、夏至から秋分までの約三か月を支配します。

次の秋分までの期間、時流の流れに沿ってしなやかに変わることを恐れず、いざというときに腹を決め取捨選択ができる人に運は味方してくれそうです。物やこだわりは多く持ちすぎず、自分が好きなもの、気分が軽くなることを意識して過ごすとよいでしょう。

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