夏川真奈です。
12月21日午後7時2分、太陽が山羊座0度に移動し、冬至を迎えます。
冬至の日は北半球では1年のうちで最も昼の時間が短くなる日です。南半球では最も昼の時間が長くなります。
この日は1年のうちで太陽の力が最も弱くなり、そしてこの日を境に再び太陽の力がよみがえっていくと考えられ、北欧などでは春を呼ぶお祭りや儀式などが行われます。
日本では冬至を一陽来復とも呼び、悪い流れだった運気が好転するその始まりの縁起が良い日とされています。冬至の日には運が付くように「ん」のつく食べ物を食べたり、厄除けにゆず風呂に入る風習があります。
占星術でも冬至は重要な節目のひとつ。冬至を迎えた瞬間のトランジット図を冬至図と呼び、次の春分までの約3か月間を支配します。
話は変わってまた余談ですが、
冬至から日にちが変わって22日午前3時21分、トランジットの木星と土星が水瓶座0度でコンジャンクション(日本では会合ともいいます)になります。木星と土星の会合のことをグレート・コンジャンクションといい、20年周期で火地風水の区分が同じサイン(星座)でおよそ10回、約200年間会合します。
そして今回のグレート・コンジャンクションは、地象サインから次の風象サインでの会合周期に移り変わる節目にあたり、特別にグレート・ミューティションと呼ばれています。
グレート・ミューティションが起こる時、世界の政治、金融・経済、社会システムに大変革が起こるのですが、いまのアメリカ合衆国の状況は、地から風へのグレートミューティションを体現しているように感じます。
風象サインは、精神と知性を表します。「生きるのに精一杯」から「精一杯生きる」に。これからもっと自由で軽やかな明るい希望に満ちた時代に移り変わっていくでしょう。