6/21 夏至、新月&部分日食@蟹座

夏川真奈です。
6月21日午前6時44分、太陽が蟹座に移動し夏至を迎えます。


夏至は北半球では1年のうち最も昼の時間が長くなり、南半球では昼の時間が最も短くなります。
夏至は、太陽の光が最も強くなることから最高の力を発揮すると考えられ、古くから太陽の光と温かさからの恵みに感謝して豊饒と繁栄を願う祭りが行われる地域があります。

夏至は妖精の持つ魔法の力が強まると考えられ、森で妖精の祝祭を催されるという西洋の古くからの言い伝えがあります。夏至の前日に摘み取った薬草やハーブは薬効が高く、前日から当日にかけて植えた植物は強い力が宿り幸運をもたらすと信じられていました。夏至にセントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)を植え、世話をするときに願いを伝えると叶えられるというおまじないなど、夏至のハーブを使ったおまじないはいくつもありますね。

占星術でも夏至は重要で、夏至になった瞬間のトランジットチャートを夏至図といい、夏至から秋分までの国家の運命や社会の流れを占います。

そして、同日午後3時41分、月は蟹座0度21分で新月になります。
太陽月のコンジャンクションは、魚座の火星とゆるいスクエアです。
次の新月まで、強いカリスマ性を持つ人物に世間の注目が集まりそうです。メディアを上手に使うことで世間へのアピール力を高め、存在感が増すでしょう。ただ、やりすぎ感が出る手前の匙加減の難しさはありそうですが..。

個人では、過去から抱えている問題と真剣に取り組むときになりそうです。目に見えて起こっている現象だけでなく、その根本にある原因まで深く考察する必要がありそうです。こうあるべきという期待や固定観念を外して見ることで理解できたり、もう必要のないものを手放すことで新しい希望が手に入るでしょう。

この日の新月のおまじない(アファメーション)は、家庭・家族、成長、安定、育成、慈愛に関する願い事に特に有効です。
夏至の強力なパワーも加わって、願いを叶える力はより強まります。
アファメーションはできればジャスト新月の時刻から8時間以内に。
簡単なアファメーションの方法はここです。

またこの日は日食が起こります。アフリカや台湾、インド北部などアジアの一部の地域では金環日食が見られますが、日本では全国的に部分日食が見られます。午後4時10分ごろから欠けはじめ、食の最大は午後5時10分です(地域によって違います)。観測するときは必ず日食観察用の減光フィルターをお忘れなく。
西洋占星術では日食図で次の日食までの期間の国家の運命や天変地異、個人の運勢を占います。

今回の日食を見逃すと、その次に日本で見られるのは10年後の2030年6月1日と随分先になります。
当日はいいお天気だといいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください