1/11 満月@蟹座&トランジット天王星順行

夏川真奈です。
1月11日午前4時21分、蟹座20度0分での満月です。


月は山羊座の太陽・水星・土星・冥王星のコンジャンクションとオポジション。それらを魚座の海王星が調停しています。

この満月では半影月食が起こります。半影月食は、地球の影の半影とよばれる薄い部分に月が隠される現象で、肉眼ではわかりづらいぐらいの微妙な明るさの変化が生じます。午前2時8分ごろから欠け始め、午前4時10分ごろが食の最大、そして午前6時12分ごろに終わります。
占星術では日食と同様、月食も重要な天体現象のひとつ、個人や国家、社会の運命を占うのに用い、次にやってくる日食または月食までの期間影響します。

表現することができなかった感情や本音などの内面が表面に現れるでしょう。そして傷ついた感情を癒したり不要なものを手放し、一皮むけるためのプロセスが始まるかもしれません。
あるいは、自分や相手に対して「こうあるべき」「~してはいけない」という凝り固まっている思考に気づく人もいるかもしれません。自分とは違う価値観や行動、人間の不完全さを一旦受けとめ、寛容でもっと楽な生き方を選ぶことができるでしょう。

この満月は、家庭運、心の安定、直観力、愛情運を高めるパワーストーンの月光浴による浄化・エネルギーチャージに特に有効です。
できれば前日の夜からの月光浴がおすすめです。

そして、去年8月12日から逆行していたトランジットの天王星が同じ11日の午前10時48分、牡牛座2度41分で留(ステーション)になり順行に戻ります。
天王星が逆行していたこの5か月の間、さらなる成長・進化を遂げるため、たとえこれまで慣れ親しんだことであったとしても未来に向けて大きく変え、新しい風を取り込む必要があることを強く感じたかもしれません。順行に戻るとそれを実際の行動に反映させ現実になるときがやってきます。準備が整ったら自信をもって前に進みましょう。

今回の天王星の逆行期間で印象的だったのはイギリスがEU離脱を決めたことでしょうか。
現在天王星は牡牛座を運行しています。牡牛座はギリシャ神話で大神ゼウスがフェニキア(地中海東岸の地域で今のレバノンあたり)の王のひとり娘、王女エウローペの美しい姿をを空から見初め、連れ去ろうと彼女に近づくため、一頭の白く美しい牡牛に変身してフェニキアの地に降り立ったのですが、そのときのゼウスの姿が星座にかかげられたものとされています。
そしてエウローペはヨーロッパという名の語源になっています(諸説あります)。

天王星が順行に戻り、このまま順当にイギリスが1月末にEUを離脱すればそれを契機に、分離・独立の性質を持つ天王星が牡牛座を運行している2026年4月までの間でEUは大きく変わっていくかもしれません。

留の日は新規の開始はなるべく避けたほうが無難です。満月と重なっていることもあり、月の影響を受けやすい人は気持ちが不安定になるかもしれません。心を落ち着かせリラックスして過ごしましょう。

天王星が順行に戻ると2月17日の水星逆行まで主要10天体全てが順行になります。特に新しい事を始めるのに幸先よい期間です。

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