夏川真奈です。
トランジットの水星が3月6日午前3時19分、魚座29度39分で留(ステーション)になり、そこから3月28日まで逆行します。
中でも3月9日から23日までが逆行の影響が強く出る期間です。
水星は主に知性、コミュニケーションなどを司る天体です。
水星が逆行する期間は、交通機関の乱れや電気機器の制御トラブル、コンピュータのネットワーク、システム障害、輸送・連絡の遅延、書類のやり直しなどが起こりやすくなります。余裕をもった行動や、重要な電子データはなるべくバックアップを取っておくなど事前の対策をおすすめします。この期間はちょっとした嘘や大風呂敷を広げたことがトラブルに発展しやすいので注意しましょう。
そして、同6日午後5時26分、トランジットの天王星が牡羊座から牡牛座0度にサイン移動します。逆行で去年10月に一旦牡羊座に戻り調整を経ての本格的な牡牛座サイン移動です。天王星は主に、急激な変化、(時代の)最先端、発明、革新などを司る天体です。これから2026年の4月までの期間、社会や個人レベルにおいて、お金や物の価値観、美に対する考え方などが大きく変化していくかもしれません。お金に関しては流れができつつあるデジタル化がこの期間で急速に進んでいきそうです。
余談ですが、天王星は地震を司る天体でもあります。そして牡牛座0度から10度までの第一デーク(デカン、デカネートとも言います)は地震に関係のある度数域。直近だとこれから2021年5月までが天王星が牡牛座第一デークを運行する期間にあたり、これまで同様に地震に対する防災意識を持つ必要性が占星術の観点からも示されています。
とはいえ、何もなく平穏無事に日々過ごせることが一番良いことですね。
6日とその前後は番狂わせ的なことが起きやすいので重要な事を行う時は慎重に進めましょう。