夏川真奈です。
メイクアップアーティストの辻一弘さんが日本人で25年ぶり、メイクアップ&ヘアスタイリング賞では初のアカデミー賞を受賞されました。おめでとうございます!
ということで、今日は辻一弘さんの出生図を少し。
出生時間不明なので正午設定、ハウスシステムはソーラーサインで作成。
天職や社会活動を示す10宮のサインは、芸術とりわけ映画やビジュアルの分野を司るサインの魚座ですが、メイクの意味もあります。また10宮魚座にはドラゴンヘッドが入っています。高校生の時に映画雑誌でメイクアップアーティストのディック・スミスさんがリンカーン役の俳優にほどこした見事な特殊メイク見て、この道を目指そう!と決めたそうです。
魚座の主星の海王星は6宮蠍座にあって1宮双子座太陽とオポジション。高校生時代は遠足のバスの中、水筒のお茶で火傷したということにして、腕に作った火傷のメイクを先生に見せて驚かせたりとメイクを使ったイタズラをよくしていたとか笑
太陽-海王星を4宮乙女座の木星&天王星が調停しています。イタズラをプロの技術まで昇華させることができる可能性がチャートに見えますし、何度作り直しても皮膚の下にうっすら見える血管まで完全に再現するぐらいの緻密さ完璧さを徹底追求した特殊メイク技術がここに示されています。海王星は6宮なので、それは才能だけではなく、勉強と鍛錬の賜物だということもチャートは物語っています。
また、ゆるいですが太陽は7宮射手座火星とオポジション、高校生の時にディック・スミスさんに手紙を書き、その後弟子入りした熱意と行動力がここに示されています。
受賞した日は10宮魚座を運行していたトランジット水星金星が出生図の魚座にある(チャートには出ていませんが)ドラゴンヘッドとコンジャンクション、トランジットの太陽、海王星も魚座を運行していました。またトランジットの木星は辻さんの出生図の海王星とコンジャンクション、月は出生図の金星とオポジション、星回りからも受賞の可能性が高まっていたのがうかがえます。
受賞作品の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は日本では3月末に公開予定、辻さんが特殊メイクを担当したゲイリー・オールドマンさん演じるウィンストン・チャーチルもとても楽しみです^^