斬られ役のキャリア50年以上ゆえに「5万回斬られた男」の異名をもつ俳優の福本清三さんです。トム・クルーズ主演の映画「ラスト・サムライ」に出演したことが切欠でクローズアップされましたね。また、彼の地道な俳優活動は学校の道徳の授業の教材としてとりあげられています。そんな5万回斬られた人のチャートを出してみました。
生時不明のため仮に12時設定、ハウスシステムはソーラーサインで作成。
1宮のルーラー、サブルーラーともに5宮にあります。常に福本さんの興味・意識はエンターテインメントの世界に向けられておりそれらはさらに映像を表す海王星と吉座相なことから、映画・ドラマの世界に生きたいと願う人だというのが出ています。
そして12宮に月と水星にあり、土星と水星がミューチュアルリセプションをとっていることから目立たぬ脇役や敵役が最も輝く人だというのが表れていると思います。
「ラスト・サムライ」が日本で公開された2003年12月はトランジット木星がネイタルの月・木星と吉座相をとっていて、長年の願いが叶った時期だったのでしょう。
このチャートを見ると、大きめの事故や怪我をしやすそうな傾向が見受けられるのですが、彼の場合、(多少の生傷はあるだろうけれども)擬似的に斬られたりすることでその傾向が緩和または相殺されており、実際にはそのようなことに遭遇したことはないのかもしれません。あくまで占星術上の推測ですが。。
また、ウィキペディアにもありましたが、今なお常に見る者に強烈な印象を与える「死に方」を研究しているという研究熱心なところは5宮天王星と12宮水星の座相に表れていますね。
今年は再び彼のキャリアにスポットライトが当たる年回りになっているので、これからメディア等で彼の名前を目にする機会が増えそうです。